2021/05/17

依存症の現実

 


昨日の夜、高齢者の依存症についての番組が放送されていました。夜中だったのですが、目に留まり、途中から見ていました。依存症は誰にでも起こりえることで、他人事とは思えなこともあり、真剣に見入ってしまいました。

70代の男性です。競艇・競馬にはまり2000万の借金。年金生活で消費者金融から貸し借りの永遠ループ、、、、。見ていて苦しくなりました。人生で使うお金がずっとギャンブル。やめられない求める脳になっている。

もう一人も70代男性。こちらの方の人生は、見ていて涙が出てきました。高校の先生をやっていた方です。自分も職業が同じであったことで、「どうしてここまで、、、、」という気持ちでいっぱいになりました。十分生活できるだけの保証がありながら、パチンコにつぎ込んで2000万の借金。妻とは離婚。その借金は退職金で返済。現在は施設で管理されて生活。施設に入ることは、現状を知った子どもに進められて入ったそうです。

本来ならば、長年勤めあげてそれだけでも立派なことなのだから、今頃自分を労ってゆっくり趣味に時間を費やしたりして、平穏な生活が送れたはずです。70代の公務員だった方ですから、今と違って退職金も十分にもらってますし、年金で普通の人以上の生活は送れたと思います。「どうして、、、」という気持ちと、もはや『お金と時間は戻ってこない』ということが、70代にして現実となっている姿を見て、切なくて悲しくて泣いてしまいました。


依存症は怖いです。今回、高齢者の方たちの事例を見て「自分だって30年後わからない」と、見えない恐怖を感じました。どこでどう足を踏み入れるかなんて、自分ではおそらく気づくことはできていない。『いつか大当たりする』とか『いつか返せる』なんていう妄想が消えずにずっとやり続けて、『いつか何とかなる』と、こういう時に楽観視をしてしまうんだと思う。

自分の頭の中は、「だめだ」とわかっているようで「いつかは○○な日が来る」と、特別でありたい気持ちで誤魔化してしまうんだろうな。


テレビでお医者さんが、「依存症は病気です」と言っていました。病気としての認識が薄く、人間的な弱さやだらしなさからくるものとしての見方が大きいとのこと。鬱病もそうですよね。自分でも、『心が弱い』とか『出来の悪い人間』と未だに責める時ありますから。

ちょっと悲しかったけど、高齢者の依存症について現実を見て、自分を振り返ろうと思います。なんだか自分もなるんじゃないかと、考えてしまいます。あまり漠然と頭駆け巡ると、それに近くなっていくようで、それも怖いのです。株をやっているだけあって、いつでも転落することはできます。ちょっと頭しっかりしなければですね。

こうやって思いを綴るだけでも冷静になれるので、文章に起こすって意味があると思う。


自分にとっての幸せと、大切なことは何なのか、、、心に留めておきたいと思います。


気分が暗くなったので、先日の夕食、ただの焼きそばです(笑)

肉なしウインナー目玉焼き付き。美味しかったよ(#^^#) これが幸せだよね。




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